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星の子プロダクション社長のブログ
毎日、自作絵のアップ

1月20日(火)

各施設の「似顔絵ショップ星の子」では、多くのお客様のご来店をお待ちしています。
一枚一枚心を込めてお描きしています。外出の御記念にどうぞ。

「今日の一枚目」
2009-1-20-1.jpg
「ファッション画」
秋の頃に着色した絵です。山がパッチワークの様に紅葉していて、それを見てこの絵を着色しました。こんな模様の服が流行らないかなあ、そうすれば町でも紅葉狩りができそう。

「今日の二枚目」
2009-1-20-2.jpg
「着色クロッキー女性」
青い服が綺麗に描けたかな。茶色の皮のブーツも良い感じ。

「日光江戸村似顔絵ばなし」
江戸村で働いている人たちは、みんな気さくでいい人たちだった。仕事は一生懸命やるが、オープン前の準備が終わった頃や、お客様がいなくなった閉村の頃は楽しく雑談した。
そんはある日、お客様がほとんど帰ってしまった夕方、閉村の頃、お化け屋敷の前を通りかかると、親しくなった従業員がいい笑顔で「お客様もいないし、入っても良いですよ」といってくれた。「ゲッ」どうしよう、私はいやな顔もできないし「ああっそう」彼の顔からは善意以外のなにも感じられなかった。しょうがない、断ると悪いし「じゃあ、入らせてもらいます」と言ってしまった。しまった。場内はぜったい誰もいない、私一人。内で気を失ったら誰も気づいてくれなくて、もう行き倒れか。彼の手前、平気な顔で館内へ入る。真っ暗。「ぴゅーーーっ」おきまりのバックグラウンド。「ドンッドンッドンッ」使い古された効果音。「プシューッ」いきなり自転車がパンクしたような風が吹く。居酒屋の赤提灯が足元にも及ばない強烈な赤い光。なにやら毛の生えたスイカのような物が出たり入ったり、あるいは綱渡り。私は前に進みたいのだが暗くて見えない、「ここは何処?私は誰?出たい出られない、早く出たい!」もう見境無く、出口方向の壁をぶちこわして突進したい。だめだめ、こらえてこらえて。よしよし、良かった、まだ理性が少し残っている。えらいぞ。少し落ち着け。まだあるぞ、ここは競馬で言うと第何コーナーあたりか?分からない。まずい、足が震えてきた。幸い床は平らだ。これで床に何か細工されて、揺れたり穴掘れたりした事には、もうどうしようもない。ざまあみろだ。おっと、ここは美術館か。ピカソの絵か。あるいはデフォルメか。やられた、私にはよう描けない。何でそんなに赤を使っているの、その赤どうにかしてピンクかなんかに変えてくれない?だめ?。話しても分かってくれる人たちじゃない。そこだそこが一番怖いんだ。なんだ?何で上から色んなもん垂らすんだ。止めてくれ。じゃまなんだ。歩きにくいんだ。前が良く見えないんだから。もう私は足元しか見てない。とにかく無事生還すれば良いんだ。いそげ、でもこの方向で良いのか。もしかして、本当のお化けの世界に来てしまっているのではないだろうか、いや、いや、しっかりしろ妄想に負けてはだめだ。そうだ、こんな時には歌だ。歌を歌おう。「北国の青い空 流れる雲 はるか」鼻歌を歌う。少し勇気が湧いてきた。今度は笑って歩こう「アッハッハッハッ」いいぞ、なんか楽しくなってきた。「オッス」なんかお化けさんに挨拶なんかしちゃってる。おやっあの方角でなんか自然な光がかすかにしたぞ、あそこだっあそこが出口みたいだ。やった!やりました。もう少し。なんだ、こんなもんか、たいしたことないなあ。私は無事江戸の町にたどり着きました「えっここは何処?」
わたしは外の従業員に笑顔で「ありがとうございました」とだけ言いました。が「またお願いします」とは言いませんでした。



  1. 2009/01/20(火) 12:21:54|
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