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星の子プロダクション社長のブログ
毎日、自作絵のアップ

5月16日(土)

「似顔絵ショップ星の子」では、外出の記念に楽しいアート、似顔絵をお描きしています。
デートのアイテムにも最適。
多くの皆様のお越しをお待ちしています。

「今日の一枚」
2009-5-16-1.jpg
「クロッキー男性」
先日のクロッキー。今日の午前中も数点、いつもの教室で描いてきました。しばらくはブログの絵には困らない。

昨日はよく眠ったので元気回復。日光江戸村似顔絵ばなしの書きたいこともだいぶある。続けるつもり。

「帰ってきた 日光江戸村似顔絵ばなし 第十四話」
北川さんの前にお客様の順番待ちの列ができ、私の前には誰もいない時間が時々できた。なぜだろう、この問題は当時、私が初めて知った似顔絵画家の大きなテーマ。
状況を正確に把握したい。当時の北川さんたち似顔絵画家には、自分の作品を自分の前に飾るという習慣が無かった。では、なぜ北川さんにまずお客様が座るのか。絵の見本を見て画家を選んでるのでは無い。それ以外のいろんなことだ。
北川さんは江戸時代の画家の大家は、さもありなんの体格と、衣装と、立ち居振る舞い。これら貫禄では太刀打ちできなかった。
私は絵の道具に注目した。
まず、筆。私は線書き用に「削用」という筆を使用した。好きな線だった。しかし北川さんは「削用」は「鉛筆みたいな線だから俺は使わん」と言っていた。北川さんの線はシャープではないけど、なめらかで味のある線。まあ、これは好みだが、北川さんの線は古さを感じさせる、江戸村ではこれが良いのかも。だからちょっと目、私の負け。
それから硯。大きいと重すぎるので適当なのにしたが、大きさで北川さんに負けていた。北川さんのは必要以上に大きい。
水入れは、私は陶器の白い物で、中が2つに別れている画材屋で買った普通のやつ。北川さんはくすんだ色の江戸時代ならさもありなんの古そうな壷。これも負けていた。
筆置きも北川さんのは龍の形をしたお宝みたい。私はぞうきんの上に筆を並べるだけ。これも負け。
北川さんはちっさな水差しまで持っていた、銅でできた本場の中国製のようなやつ。私は無い。いろんな道具で負けていた。
しかし、落款だけは私の方が大きかった。2センチ角くらいのを作った。似顔絵が完成したら、色紙の隅に「ドンッ」と朱色の印を押した。これだけは勝っていた、でも「焼け石に水」か「糠に釘」。
私はこんな中で仕事した。しかし、もちろん今はだいぶ違う。



  1. 2009/05/16(土) 16:42:01|
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