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星の子プロダクション社長のブログ
毎日、自作絵のアップ

6月8日(月)

国民的アート似顔絵を「似顔絵ショップ星の子」でお描きしています。外国人観光客にも大変人気です。多くの皆様のお越しをお待ちしています。

「今日の一枚」
2009-6-8.jpg
「似顔絵 ド・ゴール将軍」
第二次大戦中、フランスのレジスタンス組織を率い、のちに大統領をも務めたド・ゴール将軍。戦争を経験したのは過酷で、大変な思いをしてきたんだろうなあ、また大統領にまでなったらなおさらだ。強い意志を持っていたのかな、顔が完成されているよう。鼻も目も顔全体が妥協無く出来上がっている感じ。私たち似顔絵画家は描き安い。



「帰ってきた 日光江戸村似顔絵ばなし 第二十六話 その1」
私は江戸村で似顔絵ができなくなって、まもなくして東京で似顔絵ができるようになった。ありがたかった。一夏たって秋になり、そこの施設様の社員旅行が「日光江戸村」だと聞いた、驚いた。「社員旅行の日、私が江戸村の似顔絵処で働いていたら、社員さん達はきっと驚くだろうなあ。なんて言って驚くだろうか」考えたらおもしろかった。私は電話した「北川さん一日だけ働かせてください」「うん、いいよ」北川さんと私との関係はそれまでに修復されていた。
絵師の衣装はちゃんと自宅に保管していた。その日が近くなり、北川さんに電話をした「僕はその日、居ないから秋久君、君一人です。アパートの鍵はいつものとこに置いとくから」と北川さんは言ってくれた。
前日に、私は画材と衣装を持って、浅草から東武電車に乗り込む。久しぶりに江戸村に向かう。気持ちはというと以前とまるで違う。北川さんを怒らせたら、仕事を失う不安があった以前。良い人だが、気ままに発言する北川さんに言いたいことも言えずに、ぐっと我慢することもたびたび。しかし、今回は以前のように気を遣わなくても済む。北川さんに対するプレッシャーが全然無い。似顔絵処を切られる不安から解放されていた。幸せなのかなあ。
でもよくわからない、以前は以前でそれなりに楽しかった。第一、私は江戸村が好きだった。働いている人も良い人ばかりだった。江戸村でずっとで働く将来も思い描いたことがある、「ここで働き続けて、江戸村の浮世絵絵師になろうか」と、でもそれは潰えた。こういう、得るものがあると、失うものがある、これが人生か。
夜の暗い時間に、電気の消えたアパートに着いた。懐かしい部屋に、懐かしいテレビに、懐かしい布団。私は懐かしいものを楽しむ心が、この頃から芽生えてきたように思う。(続く)


(株)星の子プロダクション



  1. 2009/06/08(月) 12:47:17|
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